哲学用語図鑑 ~はじめての哲学のお供に
「哲学って難しそう」
自己啓発本などは何冊か読んだことがあったのですが哲学書となるとなかなか手が出せないでいました。
そんな中見つけたのがこの本です。
この本は用語図鑑という名前の通り片側一ページないし見開き一ページを使って哲学用語をイラストと共に説明しています。
少し理解するのが難しい用語もイラストと分かりやすい例え話でスイスイ読み進めることができます。
図鑑なので辞書みたいに用語しか載っていないのかと思われるかもしれません。
しかし、古代、中世、近代、現代の時系列順に用語が載っており、他の用語との関連性についても書かれているので哲学歴史をざっと追うことができます。
数多くの用語の中で私が特に考えさせられたのは「二項対立」です。
「二項対立」とは「オリジナル/コピー」「西洋/東洋」「主観/客観」のように前の項目が後ろの項目よりも優位だという考えです。
実際は2者の間に優劣など存在しないのですが、私達は物事をよく2つに分けて考えがちなのでこの考え方は改める必要があると思いました。
たまにはこの世界や生きる意味について考えてみるのも面白いのではないでしょうか。